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 台風で独り言を書いています。露店もお休みしました。野山にも行けません。 


 自然保護?なんか難しい言葉です。保全という言葉もあります。久しぶりに自然を残すことってどういうことだろう?て考えてみました。自然がいっぱい!と言いますが。緑があってきれいな水の流があって小鳥がさえずっていて空気がきれいで、そんなところが、、、自然?でもちょっと違うみたいです。  手づかずの自然はもうありません。太古の昔、人間は自然を開拓することで生き延び繁栄してきました。木を切り木々を燃やしそうして森を開き野原を開き田畑を作ってきました。自然を破壊すること無しには今の生活はありません。   自然を残したい。と言いますが、どんな自然を?みんなみんな人間の手が入っています。林も森も。 私の周りを見てみてもどこにも本来の自然はありません。あるのは伐採後に生える赤松林 人間が植林した杉や檜の山です。 どんぐりの木のこならなどの雑木です。 
 山の奥まで出かけてもちゃんと林道が作られ、砂防ダムが作られ、山肌は急斜面以外は植林されています。里山はごみが不法投棄され遊歩道には紫陽花やどうだんつつじが植えられています。林道や遊歩道は無理して作ったため、土砂崩れが。また直しては、また崩れ、その繰り返しです。  植林されたきれいな気持ちの良い森もありますが、多くは植えっぱなし 間伐も枝打ちもされない暗い森になっています。  大半の山並み、里山は2次林です。人間が作り出したこの2次林の森や林です。
 
  この2次林ですら、土台から切り崩すゴルフ場建設、リゾート建設。これらは開発どころではなく山の改造です。高低差をなくすため高いところを削り取り谷を埋め木々を皆伐し、芝生を植えていきます。
 人間にとって手付かずの自然の環境は当然無理。人間が作り出した里山。最低限の林道がつけられた山並み。多様な植相のある雑木林。こんなのを残していきたいです。
 自然の開発を金もうけにしなかった、ちょっと前の時代の自然です。私が子供のころの自然。
 とは言っても住宅開発に工場建設は里山を崩さないと出来ないし 、事実そうなっていますが。
 残していく守って行く部分、開発して行く部分。やはり将来を見据えた中での自然との共生でしょうか。 
 人間が生きていくのに必要な心の豊かさ 色々とありますが自然もその一つ。快適に暮らして行くのにも自然が当然必要となります。いろんな木々 雑草も含めていろんな草花 それらと共に生きている生き物。色んな種類の生きる自然の多様性が多くあれば、あるにこしたことはありません。 
続く