さっちゃんのガラクタ屋に戻る もう一つのさっちゃんの支店に戻る 6月観察メモに戻る 水口の商店街 いつから寂れたのでしょうか?に戻る
 生まれ故郷の水口の商店街 寂れ方があまりにも急激です 
 甲賀郡の中には 石部商店街 下田の商店街 三雲の商店街 甲南深川の商店街 大原市場の商店街 土山の商店街などがありますが 
 水口は昔ながらの商店街がお店をたたんでいるところが多いです


 昭和30年代 40年代 
私が古道具屋をやっているせいか この頃の品物が出てくると楽しくて懐かしくてたまりません 
 水口の街中がにぎわったのもこの時期 石橋 平町 本町 水口の東西の通りの3本ある真中です 
映画館も水映 銀映の二箇所あり 映画館のスチール写真を眺めては わくわくしました 銀映の横にも南北に小さな商店が並ぶ商店街がありました 魚屋の桶には生きた魚が入っていました お友達もお家も ここに かばん屋さんを出していました 学校の帰り 商店を眺めて帰るのが楽しみでした 
 蝿よけの電気で回る赤いリボン 茶色の大きな線香から昇る煙と匂い 赤い血を滴らせた鯨の肉の四角い塊 二階で鰹節を削る機械がありました
 夏の時期は大きな西瓜やぶどう 赤いとまとを店頭に並べた八百屋さん 
 文房具屋さんは画用紙や帳面や鉛筆を買いに行きました 高価な万年筆はガラスケースに縦にずらりと並べられていました
 2,3軒ある文房具屋さんの中でひいきの店が子供なりにありました
 電気屋さん 最新のチャンネルを回すテレビが置いてありました ステレオ レコード 皮のケースの携帯ラジオ 見ているだけで夢の世界に入れました 
 時計屋さんも高価な自動巻きに プラスチックのオルゴール付きの置時計 いつかあんな腕時計をと夢の商品が並んでいました 
 本屋さんは「小学三年生」「小学六年生」 この文字だけで本の表紙が浮かんできます 冒険王 月刊誌に付録がいっぱいはさんでいました 子供のころはそんなに本を買ってもらえなかったです 付録の多い一月号 四月号ぐらいなものでした もう少したって 少年マガジンが発行されました 週刊でしたか